甲状腺ホルモン

甲状腺疾患に使用する甲状腺ホルモンには、ヨードを含む2種類のホルモンがあり、サイロキシンは末梢組織で、トリヨードサイロニンに変換され、生体で実施に強い生活を示したのはトリヨードサイロニンです。

甲状腺ホルモンの産生は、下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモンによって刺激され、TSHの分泌は甲状腺ホルモンによってフィードバック機構が働きます。

また、血中甲状腺ホルモンの過剰を招く病態を甲状腺機能亢進症といい、この80から90パーセントがバセドウ病で、その他はバセドウ病以外の甲状腺ホルモン中毒症であり、破壊性甲状腺炎が多いです。 自己免疫疾患のバセドウ症を根治できる治療法はありませんが、抗甲状腺を投与することにより、甲状腺ホルモンをコントロールすることは出来ます。 日本ではまず、薬物治療が行われ、抗甲状腺薬の副作用が発現することや、ホルモンのコントロールが困難な場合、早い時期に確実な治療が望まれる場合は、131Iを甲状腺に取り込んで、β線により甲状腺を破壊する方法や、外科的治療が行われます。

破壊性甲状腺炎は、炎症などによって甲状腺が破壊され、甲状腺からホルモンが逸脱して来ることによって生じ、亜急性甲状腺炎はウイルス感染などにより、無痛性甲状腺炎は甲状腺の炎症によって、甲状腺ホルモンの過剰状態が起こります。

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甲状腺機能

バセドウ病は、甲状腺ホルモンの過剰を招く疾患であり、バセドウ病はどの年齢層でも見られ、とくに30から40歳代に多く、男性に比べ女性に多く見られ、男女比は約1対5です。

甲状腺機能低下症に、下垂体が障害されて起こる中枢性低下症と甲状腺自体が障害されてホルモン合成が低下する原発性に分けられ、最も多いのは原発性甲状腺機能低下症で、ほとんどが橋本病とも呼ばれる慢性甲状腺炎です。

橋本病は、甲状腺に対する自己抗体の産生や、細胞障害性T細胞による、甲状腺に対する直接障害の関与により生じると考えられています。

橋本病患者の20パーセント程度に甲状腺機能低下症を与えると考えられており、橋本病は幅広い年齢層にみられる疾患であるが、特に中年の女性に頻発します。